(水) バイオエタノールは不要!

こんばんわ、
管理人さんですよ。
ごはんですよ
そうですか。

『Extremely、バイオエタノールなんてものは不要だ。』
私はそう思う。
では、何故そのようなことがいえるのだろうか?
その謎を紐解いていこう。
バイオエタノールを積極的に作っている国はどこであろうか?
それは南米でポルトガル語が良く使われる国である。
そう、ブラジルだ。
ブラジルがバイオエタノールを積極的に作り、
それに触発されて米国、まぁブッシュSON(サン)が
とうもろこしでエタノール作りに積極的になったのだ。
しかし、皆さん知っているのだろうか?
ブラジルの人はどうやってバイオマス燃料の原料の
とうもろこしを作っているのだろうか?
その答えは焼畑だ。
ただでさえ、カブラルがやってきた国はアマゾンの熱帯雨林
焼き払って問題になっているのに、
その勢いはとうもろこし栽培が儲かるというセンセーションによって増している。
バイオエタノールで減らせる?二酸化炭素よりその焼き払った熱帯雨林
吸収する二酸化炭素の方が大きいし、熱帯雨林自体も貴重な存在である。
皆さん知っているのだろうか?
バイオエタノールで減らせる?二酸化炭素よりバイオエタノールを作るために
発生する二酸化炭素の方が大きいことを。
理論的にはすべてバイオエタノールで賄っていったら二酸化炭素は増加しない。
しかし、とうもろこしを作るために動かすトラクターなどは化石燃料を使っている。
そのため、二酸化炭素排出を抑えるためのとうもろこし栽培が皮肉なことに
二酸化炭素を発生させるプロモーターと化しているのである。
まぁ、完全なバイオエタノール社会となっても、
エネルギー効率のことを考えると、どんどん消費電力を減らさなければ
その社会はやっていけないということも頭の片隅においておいて欲しい。
これは、ちょっと難しい話になるが、さらっと説明しよう。
エネルギーにはエネルギー保存の法則というものがあって、
100のエネルギーで200のエネルギーを発生させようとしても、
それは無理だし、エネルギーは100のエネルギーで
100のエネルギーの働きをすることはまずない。
例えば、自動車が動くにはガソリンを燃焼させて、
その化学エネルギーを熱・電気・運動エネルギーに
しているのである。(大まかにはね)
発生した化学エネルギーを100とすると、
熱エネルギーはすべて運動エネルギーにはならない。
だって、熱湯はずっと熱湯ではないでしょ。
空気に熱エネルギーを奪われて水になってしまいます。
運動エネルギーだって摩擦などによって削られるでしょ。
最終的に、運動エネルギーとして自動車が走ってくれる
距離をエネルギー換算すると、平均して16エネルギーくらいの
はたらきしかしてくれないのだ。
簡単に言うとこれをエネルギー効率といって、
発生したエネルギーが働いてくれるエネルギー量分の分母にして
100倍したものを言いますね。
普通の自動車は16%が平均である。
最近注目の燃料電池では平均してたった35%くらいでも、
高いエネルギー効率といわれている。
だから、完全なバイオエタノール社会だと、
100のエネルギーを使って16のエネルギーを得てとうもろこしを作っているのだ。
しかも、その16のエネルギーで得られたとうもろこしは
100以下のエネルギーしか持っていない・・・。
だから、完全なバイオエタノール社会にするにはどんどんみんな消費する
エネルギー量を減らさないと実現できないのだ。
つづく・・・。


管理人の名言その138
『かがくにんぽうひのとり』の『かがく』って
『科学』?
それとも『化学』?